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    IPTV革命-放送・ネット・モバイルのビジネスモデルが変わる革命、はほんとうに起きるのだろうか
    仕事上の興味があって手に取った。著者はシンクタンク出身のメディア系アナリストのようだ。

    IPTV革命、といいながら、内容的にはIPTVの実現に向けていかに多くのハードルがあるか、ということを縷々綴ったものとなっている。

    著作権の問題、テレビ局の商習慣の問題、コンテンツ流通における日本の特殊事情などが普及に向けての大きな課題で、これを読む限りでは簡単に「革命」などおきそうもない。アメリカは国土がひろく満足に地上波が届かないのでケーブルテレビが発達し、多チャンネル化やペイテレビが進んだ。だが日本では、いちばん面白いコンテンツはテレビ局が作ってタダで放送してきた。いままでタダだったものに消費者はお金を払うようになるのだろうか?

    本書発売から1年半がたって、たしかに2009年11月時点では加入者数は50万人に倍増し、売上高も1.5倍の140億と勢いよく伸びている。ただ、世帯数でいえばまだ1%程度。5年後予測の280万人でもやっと6%だ。大半の家庭が、お金を払ってテレビをみるようになるには、まだまだ何十年もかかるような気がする。




    臨床心理学 (第6巻第5号)対人援助職のこころの健康論文集
    心理臨床家は色々な理想像を投影されることが多く、例えば、全く精錬潔癖である

    とか、精神的にとても健康であるとか、何事にも動じないとか、ストレスを持って

    ないとか、高い人格的素養があるとかetcと挙げれば切がない。



     しかし、実際の心理臨床家は素朴な等身大の人間であり、他の人よりも抜きん出

    て高尚であることも、全く低俗でもない(中にはそういう人もいるかもしれないが

    )。であるから、心理臨床家も色々なストレスや悩みを抱えており、それが臨床場

    面に影響したり、日常生活がおかしくなってしまったりも稀ではない。



     今までそういうことが否認されてきていたが、最近になって心理臨床家がどのよ

    うに精神的な健康を維持するのかを考えていくことはとても重要なこととして認識

    されるようになってきたように思う。



     本書ではそれらについて様々な観点から、様々な論者が論考している。



     中でも乾の論文は大変興味深く、心理臨床家が自分自身について、スーパーヴィ

    ジョンや教育分析などを通して、どこまで客観的に見ることができるのか、といっ

    たことを考えさせられるものである。また、これらのSVや教育分析は自分自身を客

    観的にみるだけでなく、情緒的なソーシャルサポートとして、心理臨床家自身が支

    えてもらっているという感覚を持つことの大切さも痛感するものである。



     心理臨床家自身が不安定だと、その不安定さが患者に伝わり、良い援助はできな

    いと...


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